お役立ち情報Column

こんにちは。代表の田中です。
最近、自分のキャリアは自分で考えましょうという風潮が強くなっていますよね。
どんなスキルを身につけるか、どんな研修を受けるか、どう成長していくか。
すべて自己責任で決めなさいと言われることが多くなりました。
でも、私はそこに少し違和感を感じています。
なぜなら、あらかじめ決めたキャリア設計がずっと通用するという前提で話されることが多いからです。
人事の世界ではここ数年「変化への対応力」がとても重視されるようになってきました。
具体的には、
・決められた目標を確実にこなすことよりも、状況が変わったときに学び直してやり方を変えられるかどうか
・特定のスキルを持っていることよりも、そのスキルがいつ使えなくなるかを理解しているかどうか
こういった変化に合わせる姿勢こそが、これからのキャリアでは大切になってきます。
よく「手に職をつければどこでも通用する」と言われますが、それは半分正解で半分間違いだと思います。
確かにスキルは大切です。でも、同じスキルを持っていても、働く場所によって成長の速度も成果の出方も全然違うんです。
例えば、
・新しいことを試すことを歓迎してくれる職場
・失敗しても「次はどうしよう?」と一緒に考えてくれるチーム
・情報がオープンで、いろんなことを教えてもらえる環境
こういった環境にいるかどうかが、あなたの成長に与える影響はとても大きいのです。
キャリアの話になると、どうしても個人の努力や本人の選択に注目が集まりがちです。
でも実際は、どこで働いているかのほうが先にキャリア形成に響いてくることも多いんです。
どれだけ能力があっても、それを活かせる仕事や機会がなければ、成長するのは難しいですよね。
だから、成長している業界にいることはシンプルに重要です。
業界全体が変化している場所なら、そこにいるだけで新しい課題に触れることができます。
しかも、変化の早い業界ほど、まだ「正解」が決まっていない分、あなたの判断や工夫が直接仕事に影響します。
そういう環境では状況に合わせる力や、仮説を立てて試してみる力も自然と身についていきます。
将来に備えてスキルを磨くこと自体は悪いことではありません。
でも、それが本当に意味のあることだとするなら、そのスキルを使える場所と、試せる機会の両方が必要です。
キャリアの成長は、あなた一人の努力だけでは完結しません。
どんなスキルを持っているかより、どんな環境で働いているか。
どんなに器用に頑張っても扱っている仕事が小さすぎれば、そこで得られる経験の価値も限られてしまいます。
そうすると、キャリアを考えるときに大切なのは「自分をどこに置くか」という選択に近いのかもしれません。
10年後に必要だからといって今からスキルを磨くより、今起きている問題に真剣に向き合える場所を選ぶ。
安心できる準備をするより、変化に対応できる環境を選ぶ。
これが、今の時代におけるキャリアの考え方だと私は思っています。
皆さんも、「このスキルを身につければ安心」と思うことがあるかもしれません。
でも一度立ち止まって、「そのスキルを活かせる環境にいるか?」「変化に対応できる職場にいるか?」を考えてみてください。
もしかすると、スキルアップより先に、環境を変えることが必要かもしれません。
このコラムを読んで「確かに環境って大事だよね」と思っても、「じゃあ具体的にどうすればいいの?」という疑問が残るかもしれません。
実は私も、友達との何気ない会話の中で「あ、私ってこういうことがやりたかったんだ」と気づくことがよくあります。
一人で考えているだけでは見えないことが、誰かと話すことで見えてくる。そういうことってありますよね。
「とりあえず働いてる」レベルでも、全然大丈夫です。
「私なんかが相談しても…」と思う必要はありません。
むしろそういう方こそ一度お話しできればと思っています。
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「自分の強みって何だろう?」「今の職場で成長できてるのかな?」「なんとなくモヤモヤしてるけど、何が嫌なのかわからない」。
こんな曖昧な悩みでも大丈夫です。
実際、私がお話しする方の多くは「はっきりとした悩みがあるわけじゃないんですが……」という前置きから始まることが多いんです。
でも、そういう「なんとなく」の感覚こそ、実は大切なサインだったりします。
まずはあなたの今の状況を聞かせてください。
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