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月曜日の朝、会社に向かう足取りが重い。
同期はもうテキパキと仕事をこなしているのに自分だけ覚えることが多すぎてついていけない。
「思ってた仕事と違う」「私には向いてないのかな」……
そんな風に感じることはありませんか?
「自分に向いている仕事をしたい」と思うのはとても自然なことです。
でも最近、入社して数ヶ月、場合によっては数週間で「この仕事向いてないかも」と結論を出してしまう人が多いように感じています。
もちろん、明らかに合わない職場もあります。
でも「向いてるかどうか」を判断するには実はもう少し時間が必要なのかもしれません。
新しい仕事を始めたとき、誰でも戸惑いを感じるものです。
「なんでこんなに覚えることが多いの?」「思ってたより難しい…」「他の人みたいにテキパキできない」
でもこういう感覚は向いていないからではなく、まだ慣れていないだけ。
学習中だからということがほとんどなんです。
最初の違和感や不慣れさを「適性がない」と判断してしまうのは、まだ本当の姿を見ていないのに「合わない」と決めつけてしまっているようなもの。
問題は途中で辞めることではなく、本当の判断をせずに辞めることです。
実はスキルを身につけたり、新しい考え方を身につけたりするには、一定の時間が必要だと言われています。
本当に向いているかどうかは、仕事の全体像が見えて、自分なりのやり方が見つかってから初めて判断できるもの。
途中で辞めてしまうと、それは「向いていなかった」のではなく、「まだ判断できる段階までいっていなかった」ということになってしまいます。
今の時代、SNSなどで「すぐに結果を出す人」の情報をよく目にしますよね。
そのせいで、「成果が早く出る=向いている」「時間がかかる=向いていない」と思いがちです。
でも実際は、成果が出るまでに時間がかかる仕事もたくさんあります。
お客様との信頼関係を築く仕事、チームメンバーとの連携が必要な仕事、相手の成長や変化を支える仕事。
こういう仕事ほど、向き不向きの判断には時間がかかるものです。
意外に思うかもしれませんが、最初は「向いてない」と感じた仕事でこそ、大きく成長できることがあります。
得意ではないことに取り組む中で、
・仕事の仕組みを理解しようと努力する
・自分なりのやり方を見つけようと工夫する
・周りの人に助けを求めることを覚える
・チームで成果を出すことを学ぶ
こうしたプロセスを通じて、「あ、できるようになってきた!」という手応えが生まれ、それが後の強みに変わっていくのです。
本当の判断とは、仕事の全体像を理解していて、自分なりの工夫や努力をしてみて、その上で「これは違う」と言える状態のことです。
一方でまだ判断できていない状態というのは、仕事の一部しか見えていなかったり、十分に取り組む前に結論を出していたり、努力や工夫をする前に諦めてしまっている状態なんですね。
キャリアの質を決めるのは何をやったかではなく、どう判断したかの積み重ねです。
もしあなたが今「この仕事、向いてないかも」と感じているなら、一度立ち止まって考えてみてください。
十分に取り組めましたか?
自分なりの工夫を試しましたか?
周りの人に相談しましたか?
仕事の全体像は見えていますか?
もしこれらの答えが「まだ」なら、もう少し続けてみる価値があるかもしれません。
逆に、十分取り組んだ上で「やっぱり違う」と感じるなら、それは立派な判断です。
「今の仕事、続けるべき?辞めるべき?」「自分に向いてる仕事がわからない」「転職したいけど、逃げてるだけかも」
こんな迷いを抱えている方とお話ししていると、最初は「なんて相談すればいいかわからなくて……」から始まることが多いんです。
でも話しているうちに、「実は私、こういうところが嫌だったんだ」とか「本当はこんなことがやりたかったのかも」と、自分でも気づいていなかった気持ちが見えてくることがよくあります。
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