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こんにちは、キャリアアドバイザーの村上です!
書類選考合格の連絡をもらって一安心😌と思っても面接は何を着ていこうかと悩みますよね。。
特にサポート中の20代女性の方から「面接ってスーツじゃなきゃだめですか?」「私服でも大丈夫?」といったご質問をよくいただきます。
今回は2,000名以上の転職支援を通じて見えてきた、面接通過率を高める服装のポイントをお伝えします!
実は、面接の合否を左右する要素は面接での受け答えだけではないことをご存知でしょうか?
実際の統計でも、面接官の第一印象が決まるのは最初の7秒と言われています。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンの研究によれば、人の印象は「視覚情報が55%」「聴覚情報が38%」「言語情報がわずか7%」で決まってしまうとのこと。
つまりあなたが何を話すかより先に、どんな格好をしているのかで多くの評価が決まってしまうのです!
実際に私がサポートした27歳のAさんは、ベンチャー企業の面接で「カジュアルな私服で大丈夫」と言われ、きれいめのブラウスにパンツスタイルで臨んだところ、内定後に「他の候補者がスーツだったので逆に個性が際立った」と言われたそうです。
ただし、これは特殊なケース。
基本的には初回面接ではスーツスタイルが無難であることに変わりはありません。
では具体的にどんなスーツを選べばよいのでしょうか?
同じ20代といっても20代前半なのか、20代後半なのかで企業から求められていることや転職理由が異なるので、選び方のポイントは変わります!
企業側が第二新卒に求めるのは素直さ、吸収力、伸びしろといった要素です。
採用担当者からは「未経験でも意欲があれば教育する」「前向きに挑戦する姿勢を重視している」という声をよく聞きます。
そのため、選ぶスーツでもフレッシュさと真面目さを表現できるといいですね!
先日サポートした23歳のBさんは、アパレル販売員から人材会社の法人営業職へ転職を希望していました。
当日はクラシックなネイビースーツと白の無地ブラウス、きちんと感のある黒パンプスで面接に臨みました。
無事に2社の選考を通過し、希望通り人材会社の内定を獲得!
面接後のフィードバックでも「第一印象が良く、話を聞く姿勢が真摯だった」と評価されています👏
特に20代前半では派手な柄や色味よりも、シンプルで誠実さが伝わる組み合わせがおすすめです!
20代後半になると「年収アップを目指したい」「より専門性を高めたい」という転職理由が増えてきます。
28歳のCさんは一般事務から経理職へのキャリアチェンジを目指しており、簿記2級の資格を取得し、自信を持って面接に臨みたいとのことでした。
ダークグレーのジャケットにスカートを合わせた落ち着いたオフィスカジュアルで面接を受けたところ、無事にメーカー企業の経理部門に内定!
面接官からは「経理に必要な知識と落ち着いた人柄の両方が伝わってきた」との評価をいただきました!
スーツを着ていればとりあえずOK!というわけでもありません。
これまでの支援経験から、いくつか「これはやめておいた方がいい」というポイントも見えてきました。
具体的な事例を交えてご紹介します。
25歳のDさんは、3年前に就活で購入したスーツを着用して面接に臨みました。
しかし久しぶりに着用したためかサイズ感が変わっていたうえ、保管状態が良くなくシワや毛玉が目立つ状態に。
残念ながら一次面接で不合格となり、フィードバックでは「身だしなみに不安がある」という評価をいただきました。。
新しくスーツを購入し、次の企業でのリベンジ面接では見事に通過!
「自己管理ができている印象を受けた」との評価をいただきました💪
27歳のEさんはおしゃれが好きな方で、流行のオーバーサイズジャケットを取り入れたスーツスタイルで面接に。
しかし転職先として検討していた業界は保守的な考えが強く、「私服感が強い」という理由で不合格に。
次の面接ではクラシカルなデザインのスーツに変更したところ、「信頼感がある」「安心して任せられそう」という評価を得て内定となりました!
24歳のFさんは、お気に入りの存在感のあるピアスと香水を身につけていましたが、密室での面接では香りが強く感じられ、アクセサリーは必要以上に悪目立ちしてしまったようです。
結果として不合格となり、フィードバックでは「お客様と直に接する営業職として身だしなみが不安」という評価が。
次の面接では小ぶりでシンプルなピアスに変更し、香水は控えたところ「落ち着いた印象で好感が持てた」と評価され、内定となりました✨
もう面接が迫っていて、新しいスーツを用意する時間がない。。という方もご安心ください!
以下のポイントを押さえれば印象を大きく変えることができます。
スーツを持っていなくても面接にはジャケットスタイルは必須なんです!
就活用のスーツでなくても、きちんと感のあるジャケットがあればOK!
インナーはYシャツやブラウスなど、清潔感のあるシンプルなものを選びましょう。
派手な柄物やカジュアルすぎるTシャツはNG。。サイズ感も大事なポイントです!
大きすぎるとだらしない印象に、逆に小さすぎると窮屈そうに見えてしまいます。
自分の体にぴったり合うサイズを選んで、きちんと感をアピールしましょう!
つま先やかかとがボロボロになった靴や、ヒール部分のゴムが削れて金属音がするパンプスは必ず避けましょう。スニーカーもNGです!
どんなに服装が整っていても、靴の状態が悪いと全体の印象が大きく下がってしまいます。。
バッグはA4サイズの書類が入る大きさで、落ち着いたカラーのものを選びましょう。
カジュアルなトートバッグや小さすぎるバッグは面接には不向きです。
また、面接で必要な履歴書や職務経歴書がしわにならないよう、バッグの中は整理整頓しておくことも忘れずに!
スーツ選びと同様に重要なのが、企業訪問時の対応です!
WEB面接が普及してきたものの、最終面接は対面となるケースまだまだ多くあります。
実際に私が面接対策を対面で実施した例をご紹介します。
26歳のGさんは、一次・二次面接では好印象を与えられるのに、なかなか内定につながらないというお悩みがありました。
そこで、実際に最終面接を想定した対面での模擬面接を通してチェックしたところ、面接室に入る前の受付での対応に課題があることがわかったんです。
具体的には、道に迷って少し遅れてしまった際の謝罪がなかったり、面接官が入室した際に挨拶ができていませんでした。
このような面接前の所作も、実は選考の一部として見られてしまいます。。
そこで、面接当日のシミュレーションを詳細に行い、受付での挨拶の仕方や待合室での姿勢、面接室への入り方まで確認。
結果、次の面接では見事に内定を獲得し「最初から最後まで安心感があった」という評価をいただきました👏
これまで2,000名以上の転職サポートを通じて実感しているのは、面接での服装選びは単なる身だしなみではなく、あなたの市場価値を最大限に引き出すための戦略だということです。
「この会社で働きたい」「この仕事に挑戦したい」という熱意を、言葉だけでなく見た目からも伝えることで、面接官に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえる可能性が高まります!
自分に合ったスーツを見つけ、自信を持って面接に臨んでください。皆さんの転職成功を心より応援しています!!
転職活動は一人でも進められますが、「面接対策をもっとしっかりしたい」「自分に合った企業選びで迷っている」という方は、ぜひ一度キャリアカウンセリングでお話ししましょう!
面接での服装やマナーはもちろん、あなたの強みを最大限に活かせる転職先をご提案します。